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査定の値段の仕組み、そして査定の方法を理解したらあとは実際に査定に出すだけです。しかし金額の高さを追求める前に、そもそも何のために査定に出すのかを再確認しておきましょう。これがはっきりしていない場合、せっかくの高額定時を逃したり、商談においてイニシアチブを取れないということになりがちです。ますは自分の目的を再確認しましょう。 現実的な話をしましょう。買取り店の立場でいうと、査定と商談は別のものです。査定とは値段を考えるために車の状態を確認することです。この査定は無料ですが、当然その先にある買取りを見込んでやることです。つまり、無料「買取り査定」なのです。しかし商談では値段はなかなか言いません。商談において真っ先に値段を言ってしまうと、お客さんはそれで帰ってしまい商談が終わってしまいますから言うわけにはいかないのです。 査定額(買取額)は車の状態だけではなく、手放し時期にも大きく左右されます。ですので商談において、手放し時期や売る気をそれとなく聞いてきます。と同時に、値段を納得してもらうためのトーク、売る気にさせるトークを織り込んできます。なおこのトークで希望額が出せない理由を言ってきます。査定士の言い方が上手くない場合「車にケチをつけられた」「値切られた」と怒る方も多いですが、そもそもその内容自体が営業トーク(嘘ではないが大げさな話)なので、あまり真に受けずにとりあえずは返事をしておけばいいです。 この商談の中で査定士はお客さんの希望を聞くとともに、「なぜ査定をするのか」「いつ手放せるのか」「誰が決裁者なのか」を確認します。この3点が定まっていない客は現実的な売却ができないわけで、つまりいくら出しても買取ができないからです。そのため商談でこの3点を確認し、話が詰まってきたところでようやく「いくらではどうでしょうか」という話になります。 このポイントは「いくらです」ではなく「いくらではどうでしょうか(契約できますか)?」と言ってくるところです。ここで了承したり希望額(売ってもいい値段)を言ってしまうと、あとは買取り店がその値段を出せば契約することになります。もちろんそれで良いのならいいですが、複数の買取り店の値段を比較したい場合はここで返事をしてはいけません。 しかしここまでの商談において査定士にイニシアチブを握られたまま商談を続けてしまうと、今更断れないという状況になっているでしょう。それを防ぐためにも、商談の初めからこちらがイニシアチブを取ったほうがいいのです。先ほども書きましたが、商談の確信は「何故」「いつ」「誰が」の3点です。これをあやふやなままで商談に望むと、査定士とともに商談で確認することになり、査定士のペースで話が進みます。逆にいえば、この3点をあらかじめ認識しておけば、査定士がイニシアチブを取る隙がないのです。「売りたい。3日もあれば車と書類を渡す。決裁者は自分だ。今は希望額はない。何ヶ所か査定に出して、一番高いところに売る。」、「いくら出せるならこの店に売る。いま契約できる。」ここまで言い切れれば、あとは買取り店に頑張ってもらうだけです。そして、買取り店もここまで車を買える状況がそろっているなら、悩んだ末に無理してでもその額を出すのではないでしょうか。 店によっては値段を言わずに「他店を回ったうえで最後に来てください」と言うところもあるでしょう。運が悪いと、回った店のほぼ全てからこう言われることもあります。しかしここは押し切って、値段を聞きだしてください。「少なくともいくらで取れるか」で良いので、数字は押さえましょう。「いま決めないとこの値段は出ない」などと言ってくることもありますが、それにのってしまったらイニシアチブを取られてしまいます。複数の店の値段を比較したいのであれば、突っぱねましょう。 こちらが何も条件を示さずに一方的に価格提示を要求するのなら断られて当然かもしれませんが、こちらが車を売れる条件を示していてあとは価格の問題だと表明しているわけですから、これを断る買取店は不誠実といえるかもしれません。 2-1.「なぜ売るのか(査定に出すのか)」の再確認 まずは「なぜ」査定に出すのか、一番の目的を考えましょう。下記の表の中で、自分がどれに当てはまるのかを考えてください。
もし単に今の価値を知りたいだけであれば、商談でそのように言いましょう。もちろん大体の値段でしか教えてくれませんが、そういうものです。なぜかというと、査定額とは商品の定価のように決まっているものではなく「その店が買取れる値段」なのですから、買取れない(=手放し時期がわからない/相場は下がっていく)以上は大体の値段しかいえないのです。この場合は特に商談で値段を詰めるまでもなく、むしろネット査定を利用して多くの買取り店の買取り相場を知っておく程度でいいのはないでしょうか。 処分を考える理由がローンの一括清算である場合、査定額がローンの生産額に足りないときに現金を足してでもローンを終わらせるつもりなのか、それとも車の売却を諦めてこの先もローンを払い続けるのかがポイントになります。 車検切れが間近で、車検取得の費用と売った場合の買取り額を比較して考えたいという場合は、先に車検の見積りを出しておいたほうが有利に商談をすすめる事が出来ます。ネットで車検見積りを請求し、メールで見積りが送られてくるサービスもありますので、それを利用するのも良いでしょう。 買い替え希望で、買い替え資金に今の車の査定額を見込んでいる場合、買う車の総額がわからなければ、今の車で最低いくら必要なのかがわかりません。そうなると現実的な査定の商談をすすめることができません。この場合は購入に必要な金額を出しておきましょう。 また、買い替えを考えていてしかも今乗っている車を先に渡せない場合、実際に買取(下取り)の話をできるのは代車のある買取店か販売店しかないのです。つまり、値段を競わせる店が減るわけで、それだけ値段を吊り上げにくくなります。 このように目的によって、こちらがどのように行動するかが変わってくるのです。査定となると金額の比較に目が行きがちですが、その前にまず自分がなぜ査定をするのかを再確認しておきましょう。
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