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1.「直接自社の販売店で売るので、その分高く買取れる」!? 買取店の競争は近年ますます激化し、どの買取店も「いかに自社が高価買取を出来るか」のアピールに必死です。色々と知恵を絞ったキャッチコピーがありますが、よく目にするうちの一つがこれではないでしょうか。 確かにオークションに出品するだけでも、結構な費用がかかります。オークション会場までの陸送費、初回出品時の査定費、オークション出品手数料…。落札に至らず流れてしまった場合は次週に再出品しますが、相場の下落が激しい場合は終了後直ちにその週に開催される別のオークションへの出品手続きをとります。 つまり、1度の出品で落札されても数万円の費用がかかり、運悪く流れ続けた場合の費用は合計で10万円以上になってしまうこともあります(その間、相場自体も下がるのでさらに損失になります)。もし自社で買い取った車を販売することが出来れば、オークション出品に必要な費用がいらない分高く買い取れる。とても納得のいく話ですが、実際はこう上手くはいきません。 なぜなら、全ての買取車両がそのまま販売店における良質なものではないからです。まだ新しくて傷がほとんどなく、距離も少なくで車検もある人気車種の人気色、オプションも豊富。そういった販売店に置きたい車は、買い取り車両の一部だけです。いくら販売も行う買取店だとしても、その恩恵を受けられる車は一部であって、展示可能台数の限られた自社販売店に置けない品質の車はやっぱりオークションに出品するしかないのです。結局オークションに出品することになるのであれば、買い取りの価格は通常の買取店と同じ価格帯ということになります。 ところが販売店を持つ企業のなかには、この販売の効率が悪いため経営自体を圧迫し、高価買取が出来ない場合が…。買取と販売の両方を行う会社も、内部は買い取り部門と販売部門が分かれており、その営業目標には粗利のほかに台数も課せられています。そのため買い取り部門が台数を追うあまり、質の良いとはいえない車をオークションでは赤字になる価格で買い取ってしまい、販売部門に押し付けてしまうことがあります。こういった売れない車はいつまでも動かないので、その分売れる車を置く場所が減っていくわけで、結局1年間店に置いた挙句オークションで安値で叩き売って処分する。当然ですが、こういうお店では高価買取は期待できません。嘘のようだがホントの話…。
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